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物件選びの条件に、「外観・外見」を重要視するかどうかは人それぞれです。もしかしたら友人等が頻繁に家に来ることがある方は外観を重要視するかもしれませんし、ほとんど帰宅が夜であったり家にいる時間が短い方は重要視されないかもしれません。

もちろん外観やエントランスがキレイな物件で、その他の条件も満たしたような物件が見つかれば言うことなしかもしれません。

しかし実際は、家賃との兼ね合いや他の条件との兼ね合いで外観は選ぶ項目から外されてしまうかもしれません。

外観を重要視するということは、オシャレか、かっこいいか、と言うような「見た目」だけのことを言うのでしょうか？

新しいマンションだと、外観がきれいなことは当たり前ですが、築浅の物件なども写真で観ると外観がキレイでかっこよく見えると思います。

しかし実際に物件に足を運んだときに、気をつけて見てほしいことがあります。

それはきちんと管理が行き届いているかというところです。

敷地内の植物が枯れていないか、床や壁の汚れが目立っていないか、周りにゴミは落ちていないか、壁などに落書きはされていないかなどです。

つまり管理がきちんと行われているかということが大切なのです。

管理がきちんとしているマンションは植物のお世話もされています。

ゴミなどが落ちていれば掃除しますし、床や壁に落書きや汚れなどがある場合にはきちんと除去されるでしょう。

マンションなどの建物自体の老朽化は避けられないことです。しかしメンテナンスなど、日々の管理を欠かさないことで、外観がきれいに保たれるのです。

外観を重要視するということは「きちんと行き届いた管理がされているか」を重要視するということです。

そしてもう一つ外観を重要視するポイントとして、外観はセキュリティがきちんとしているかを判断する目安となると言うことです。エントランスに管理人室があったり、オートロックがついているようなマンションだと、防犯性が高いことが一目でわかります。

またエントランスが周囲から見えやすい場所にあるようなマンションは、外部からの侵入者などが目につきやすいためより安心できます。

もしエントランスなどマンションの出入り口付近に目隠しになりやすいような壁や植物などがあるマンションは不審者が侵入してきてもわかりにくくなるため注意が必要です。

マンションの外観は、見栄えがいいに越したことはありません。しかし、見た目のよさだけで判断できないのが住まい選びの難しさでもあります。

逆に部屋の内装が外観に見合っていなければ、その落差でがっかりしてしまうかもしれません。

しかし外観がイマイチでもきちんとリフォームされ、清掃され、管理されていればその意外性に好感度は上がるでしょう。

さらに外観というとデザイン性も重要です。古びたマンションでも、壁や屋根などのデザインが特徴的な場合はレトロでおしゃれと言う受け止め方をする方もいるでしょう。

最近はそのようないわゆるビンテージマンションも人気を博しています。

しかし実際に物件を決める決め手として外観で選ぶかどうかは人それぞれの価値観やライフスタイルで変わってくるでしょう。

例えば友人や知人などをよく家に招待する人は、そうでない人に比べると外観を気にするかもしれません。

また、ベランダやバルコニーが広い物件ではそこで過ごすこともあるでしょうから、眺望も合わせて外壁などが気になる方もいるかもしれません。

その一方で、朝から夜まで仕事に出ていて、休日は家の中で過ごすか、どこかに出掛けてしまうという方でしたら、利便性の良さなど住みやすさを選ぶため外観はほとんど気にならないかもしれません。

このような人は、物件選びで外観が好みではない物件を選択肢から外してしまうと、いい物件を見逃してしまい可能性があり勿体無いと言えます。

まずは自分のライフスタイルを考えてから、物件を選ぶ際にどのくらい外観で判断すべきかを考えて選ぶようにしましょう。