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物件探しをする際の条件として、駅や学校から近いなどの立地、日当たりや風通しが良い、家賃が安いなどが挙げられます。これらは賃貸物件を選ぶ人のほとんどの方が気になることです。しかしそれ以外の細かい条件は、男性と女性で項目が違うといわれています。女性は特に周辺の治安や物件のセキュリティ面を重要視する傾向にあり、男性は家賃が安いということを重要視する傾向にあります。

ですので、これらの条件に応じた物件を、女性限定・男性限定とわけることがあるのです。ですので、路地が暗かったり、繁華街から近かったりと、女性に向いていない、立地が良くない物件を家賃を安く設定して男性限定にしている場合も多くあります。その他にも貸し主が「女性の方が家をキレイに使ってくれそう、他の住人とトラブルが少なそう」という理由で女性限定にする物件もあります。

ではここで、男性限定の物件と女性限定の物件の特徴をみてみましょう。

【男性限定の物件】
・家賃は近隣の相場よりも安い
・駅やバス停からは遠い、街灯が少なく夜道が暗いなど立地がイマイチ
・繁華街に近い。

【女性限定の物件】
・オートロックや防犯カメラなどセキュリティ面が充実している
・洗面台や収納など、室内の設備が充実している
・家賃は近隣の相場よりも高め

男性限定・女性限定の物件にはこのような特徴があります。
それぞれの性別で物件を限定してしまうと、通常の半分の人しか物件を選ばないので、契約数が減るのではと思われるかもしれませんが、実際はこのような限定物件を好んで探している人は、契約する可能性が高い人が検索することが多いため、契約数が低くなるということはないのです。

男性限定の物件と女性限定の物件の違いがわかったところで、ここからは男性限定の物件のメリット・デメリットについて説明いたします。

【メリット】
・家賃が近隣の相場より安い
男性限定の物件になりやすい条件として駅から遠い、繁華街から近い、夜道が暗いなど、立地の悪い場所の物件が多く、また室内の設備なども整っていないことがあります。そのため家賃は安く設定されています。

【デメリット】
・立地が悪い
家賃が安くなるというメリットがある反面、駅から遠い、路地が暗いなど立地条件は悪くなります。また女性が好まないお店の多い繁華街が近いということがあります。

・防犯などのセキュリティ面はうすい
女性に向いていない物件を男性限定の物件としている場合は、街灯が少なく夜道が暗かったり、オートロックではなかったりと防犯面の設備は、あまり充実していません。

・女性の入室は禁止
男性限定ですので、住んでいる人だけではなく、友人や彼女、会社の同僚などを家に人をよびたいという場合でも、女性は入室してはいけないというルールのある物件があります。家族は許可されたとしても、彼女や友人、会社の同僚は絶対に入室させることができませんので注意が必要です。
 

男性限定の物件は、家賃が安いということが一番の魅力です。しかし、立地条件や防犯面などをあまりにも気にせずに決めてしまうと住んだ後に、後悔してしまうことがあるでしょう。

駅や学校から遠すぎて不便だと感じるかもしれません。防犯面で不安になり、セキュリティを自分で強化しなければいけないとなってしまうと、せっかく家賃を安くしても意味がありません。また女性の入室禁止などのルールも入居する前に確認をしないと、いざ入居してみて、人を招待したいとなった場合でも、できなくなってしまいます。きちんと内見をして確認することはもちろんですが、住んだ後の生活をイメージすることも大事です。

また、男性限定の物件なのに家賃が安く設定されていない場合は、メリットがなくなってしまいますので、男性限定以外で家賃の安い物件を探す方が良いでしょう。