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一人暮らしを始める時は楽しみもありますが、不安もつきものです。

特に女性の一人暮らしとなると、防犯面にも注意する必要があります。

一人暮らしの女性を狙った犯罪には、空き巣、強盗、下着泥棒などの他にわいせつや盗聴盗撮、ストーキング、などが近年多くなっています。

空き巣や強盗は性別問わず気をつけなければいけない被害ですが、下着泥棒やわいせつなどは女性が被害に遭うことが多くなっています。

では女性の一人暮らしで特に気をつけなければいけないことはどんなことでしょうか？
まず大切なことは「戸締まりをきちんとする」ことです。

当たり前のことのようですが、ゴミ捨て時の短時間や帰宅して鞄を置いてから閉めようと思い、つい忘れてしまうことなど、結構あるのです。またベランダなどの窓の閉め忘れも危険です。屋上からロープで降りてくるという手口の空き巣もいますので、高層階だからと油断せずに窓もきちんと戸締まりをしましょう。

そして、インターホンが鳴ったとき、相手を確かめずに玄関ドアを開けるのも危険です。少しでも不審な点がある場合はチェーンをかけたままドアを開けましょう。

実は、空き巣の手口として意外にも多いのが玄関からの侵入なのです。そんな大胆な犯行ができるのかと思うかもしれませんが、ゴミ捨てやポストを見にいくだけの短時間でも鍵をかけずに玄関から離れてしまうと、その隙に侵入されてしまうのです。

来客だと思って確認せずにすぐにドアを開けてしまうといきなり部屋に侵入されてしまうのです。ですので、「帰宅後はまず一番に戸締まりをする」「簡単に玄関を開けない」ということが大事なことです。

戸締まりをする、来客時は確認してから対応するということ以外に、普段から自分でできる防犯対策はどんなことがあるのでしょうか？

・洗濯物を外に干さない
洗濯物はどんな人が住んでいるかがわかりやすいものです。特に女性ものしか干されてない場合は「女性の一人暮らしです」と周囲に知らせているようなものです。ですので、洗濯物は室内に干す方が良いでしょう。ベランダで見えないから大丈夫と思っていても隣近所の家からは見えていることがあります。どうしても外に干したい場合は男性ものの衣類を一緒に干すなど周囲に気づかれない工夫が必要です。

・生活リズムや帰宅路を変える
毎日、決まった時間に家を出て、帰宅するという行動をしていると、周囲に生活のリズムがわかってしまうかもしれません。留守の時間はタイマー機能などを利用し、テレビを付けたり洗濯機を回したり、照明を付けたり、生活リズムをわからせないようにすることで防犯対策になります。また、いつも同じ道を帰っていると、待ち伏せをされたりする危険がありますので、帰宅路も定期的に変えましょう。

・ポストにも鍵
ポストに鍵がついていない場合は南京錠などで自分以外が開けられないようにしておきましょう。またドアポストの場合はカバーなどをつけて室内を覗かれないようにしましょう。

・窓は防犯フィルムや補助錠をつける
空き巣や泥棒から侵入されやすいのは窓です。戸締まりはもちろんですが、他にも窓からの侵入を防ぐ方法として、窓に防犯フィルムを貼ったり鍵を二重に取り付けたりすると安心です。しっかり施錠していても、通常のガラスの場合、簡単に割られて鍵を開けられてしまうかもしれません。しかし、防犯フィルムを貼っておけば、金属バッドのようなもので何度も叩かなければ割れなくなります。時間がかかることや大きな音が出ることを嫌う犯人にとっては諦めるしかなくなるでしょう。また不透明タイプのものを選べば室内の目隠しにもなります。またレールに取り付けて一定以上窓が開かなくなるような補助錠も効果があるでしょう。

・カーテンは厚手のものを選ぶ
薄手のカーテンやレースのカーテンだけでは夜、外から中の様子が見えてしまう恐れがあります。カーテンは厚手のものを選ぶと中の様子がわからなくなります。しかし日中にカーテンを閉めきっていると外出しているのかもと勘違いされることがあるかもしれません。日中はレースのカーテンのみを閉めておきましょう。レースのカーテンも遮像性のあるものを選ぶと良いでしょう。

・帰宅時はドアチェーン
帰宅したらすぐに施錠することプラス、チェーンもかけておきましょう。万が一ピッキングなどで解錠された場合でも被害に遭わなくて済むでしょう。

・スマートロックや防犯カメラを使う
最近では後付けできるスマートロックというものが販売されています。スマートロックはスマホを使って施錠や解錠をします。外出先で鍵を閉めたかの確認もスマホでできますので安心です。粘着タイプのものだと、賃貸物件でも使えます。また棚の上などに防犯カメラを設置しておけば留守中に侵入者が入ってきた場合はスマホに連絡があるので安心です。

まずは物件を選ぶ際のポイントとしては、オートロックやモニター付きインターホンのある物件を選びましょう。共有部分にオートロックがある物件は基本的に住人以外は入れませんし、モニターがついていれば不用意にドアを開けずに来客を確認することができます。また１階だと室内の様子が見えやすく侵入も簡単にできてしまいますので、2階以上のお部屋を選びましょう。

では物件が見つかって内見にいく時に気をつけて見ておきたいポイントを説明いたします。

・周辺の環境
周りは人通りが多いかどうか、そして街灯の数や明るさなどを確認しましょう。内見は昼間だけではなく暗くなってからの雰囲気も確認しておく方が良いです。また最寄りの駅や学校までの道も安全か、明るいか、人通りは多いかなども確認しましょう。もちろん治安の良さも確認しましょう。一般的にファミリー世帯の多い地域は安全性の高い地域といえます。

・防犯カメラがあるか
共有部分に防犯カメラがある物件は不審者は避けたくなる物件です。防犯カメラがあると安心感が増します。

・ベランダや窓などの位置
ベランダや窓の近くに足場や死角になるような塀などがないか確認しましょう。またベランダや窓が大通りに面してないかも確認しましょう。人通りの多い場所に面していると室内の様子が観察しやすくなってしまいます。