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物件を探し始めるタイミングは引っ越し予定日からどれくらい前がベストなのでしょうか？

結論から言うと、物件探しのベストなタイミングは引っ越し予定日の1〜2ヶ月前くらいです。

物件を決めて入居するまでには、物件の内見や入居審査から契約などたくさんの手続きをしなければいけません。

それまでになかなか条件に合う物件が見つからなかったり、内見の予定が合わなかったり、入居審査に時間がかかったり、もしくは入居審査に落ちてしまったりなど、予期せぬトラブルはつきものです。トラブルには遭いたくないですが、トラブルの発生も想定して余裕を持って物件探しを始めることがベストです。

余裕があった方がいいのならば、もっと前から物件探しを始めてもいいのではと思うかもしれませんが、あまり期間が早すぎると気に入った物件が見つかった場合でも、引っ越し予定日の1ヶ月先の入居日まで物件をキープしておくことはできません。

賃貸物件には基本的に「仮押さえ」と言う制度はありません。どうしても物件をキープしたい場合は、引っ越しを早くしなければいけなかったり、住む前から家賃を支払わなければいけなかったりします。

ですので、それらを踏まえて引っ越し予定日の2ヶ月前から探し始めるのがベストです。

では、物件探しから始めて、実際に引っ越して入居するまで、どのような流れで進めていくと良いのでしょうか？

1.【2ヶ月前】住みたい物件の条件を決める
まずは自分の住みたい部屋の条件を決めましょう。

・家賃
・住みたい場所
・立地（駅までの距離など）
・間取り
・設備
・周辺の環境

など、自分の中でこれだけは譲れないというような条件を整理してから物件を探し出しましょう。条件を決めずに物件探しを始めるとあまりにも物件数が多すぎるため、自分にあった物件を見逃してしまうかもしれません。まずは、住みたいエリアや家賃、周辺に欲しい施設や間取りなど希望の条件を固めてみましょう。住みたいエリアが決まったら実際に行ってみてどんなお店や施設があるか、雰囲気はいいかなどを確認して見ることもおすすめです。

2.【1ヶ月半〜1ヶ月前】不動産会社を訪問する・退去を報告する
ある程度の条件が決まった、不動産のサイトなどである程度の物件を探して目星がついたなら、実際に不動産会社に行って物件を見せてもらいましょう。遅くとも引っ越し予定日の1ヶ月前までには不動産会社を実際に訪問しましょう。みたい物件がある場合は予約をする時に伝えておきましょう。内見は同じ日に何件もすることができますので、いくつか候補を決めておくか、どのような物件を望むか伝えておき候補を見つけてもらいましょう。1月〜3月は不動産会社の繁忙期となり希望日に予約が取れなかったりしますので、早めに予約だけしておきましょう。

また、今の賃貸物件から退去することを決めたら、退去日の1ヶ月前までには、今住んでいる物件の不動産会社か大家さんに退去することを伝えましょう。

3.【1ヶ月以内】申込・契約を行う
住みたい物件が見つかったら、入居申込を行います。これは入居申込であって、契約ではありません。まずは入居申込を行い、入居審査に進みます。入居審査には3〜7日程度かかります。入居審査では家賃支払い能力があるかなどが審査されます。入居審査に通過したらその後、契約となります。入居審査には以下の書類が必要となりますので、スムーズに進められるように事前に準備しておきましょう。

・入居申込書
・本人確認書類（運転免許証や健康保険証などのコピー）
・住民票（発行から3ヶ月以内の原本）
・印鑑証明書（発行から3ヶ月以内の原本）
・保証人が必要な場合は、保証人の承諾書

4.【2〜3週間前】引っ越し会社の手配をする
入居する物件、入居予定日が決まったら、引っ越し業者を決めましょう。2〜3件くらいの業者に見積もりを依頼してどこが良いか検討すると良いでしょう。業者が決まって依頼をすると、段ボールなどの梱包材が送られてきますので、少しずつ荷造りをしていきましょう。一気にやろうとすると粗大ゴミなどの処分が間に合わないということもありますので、少しずつ進めておくと安心です。
 

では引っ越しの準備を進めながら、入居までにやっておくことは他にどんなことがあるのでしょうか？

それは引っ越し先の（電気・ガス・水道）の開栓絵手続きを行なっておくということです。

電気は電力会社へ引っ越しの1週間前までには手続きをしましょう。同じ電力会社の場合は現在の物件の電気の停止と新しい物件の開始を同時にできますが、電力会社が違う場合はそれぞれの電力会社に連絡をしなければいけません。ガスは開栓に立ち会いが必要となりますので、引っ越し日が決まったら早めに申込をして開栓日時の予約を取りましょう。水道は管轄の水道局へ申込をします。

電気・ガス・水道は開栓ももちろんですが、停止することもきちんと連絡しましょう。忘れて、2重支払いにならないように気をつけましょう。またインターネット回線も今まで使用していた回線が使えるかどうか確認して、継続利用なのか新規で契約をしなければいけないのか調べておきましょう。

またカーテンや照明は引っ越しと同時に使用できるように事前にサイズを調べて用意しておきましょう。